大広とインタレストマーケティング、西日本電信電話(NTT西日本)関西事業本部は、性別や年代情報を識別した広告掲出やサンプリング、およびSNSでの拡散を実現するO2Oマーケティングツール「プレゼントウォール」を3月12日よりKUZUHA MALLで、システムおよびマーケティング効果の検証を目的としてテスト導入すると発表した。

「プレゼントウォール」は、インタラクティブなターゲティング広告機能と、SNSによるクーポン・サンプル品のシェア機能をもち、サンプリングの効果を最大化することができるO2Oマーケティングツール。タッチパネル式デジタルサイネージによるインタラクティブな広告画像や映像を掲出し、画像認識センシング技術によって、性別や年代属性を識別し、ターゲットに適した広告・サンプリングを実現するという。来店者はQRコードやSMSでデジタル形式のクーポンを取得でき、SNSを活用して友人や家族にシェア、拡散がすることが可能となっている。

「プレゼントウォール」 操作イメージ

クーポン取得者の属性情報は、個人情報を含まないデータ形式へ変換し、収集・保存される。また、サンプル品受け取り後のアンケート回答情報とひもづけてデータを蓄積することが可能となっている。

各社の役割は、大広が、ツールの企画・プロジェクト運営、マーケティング活用に関する戦略・施策の立案。インタレストマーケティングが、ツールのシステム設計・開発・運用、ツールとSNSの連携機能の開発。NTT西日本が、顔認証カメラやサイネージなどを含めたICT環境の提供、ICTソリューションの構築・運用実績から得た技術、ノウハウの提供となっている。

テスト導入されるKUZUHA MALLでは、3月12日~25日の間、「グミサプリ」をはじめ、「ぷっちょ」「コロロ」「e-maのど飴」など、UHA味覚糖の人気商品のサンプリングが実施される。

今後、大広とインタレストマーケティングは、このテスト導入で得た知見を基に、新たなO2Oコミュニケーションを提供するとともに、収集・蓄積されたデータの解析によって、幅広いマーケティング・ソリューションを提案していく予定としている。また、NTT西日本は、さまざまなパートナーとともに、店舗以外にも観光や防災、交通・旅行などのさまざまな場面におけるサイネージを活用したビジネス推進に取り組む構えだ。