ネットワークバリューコンポネンツ(NVC)は3月9日、米vArmour Networks(ヴイアーマーネットワークス)と、ヴイアーマーネットワークスが開発および提供しているデータセンター向けの分散セキュリティ・プラットフォーム製品の国内販売代理店契約を締結し、販売を開始すると発表した。
ヴイアーマーネットワークスの製品は、データセンター内部の通信(East-West通信)を可視化、不要な通信を検知、制御し、脅威の拡散を防ぐことができる。分散ファイアウォールと呼ぶコンセプトにより、ゾーンベースのセキュリティポリシーを制御することが可能だという。
また、仮想マシンごとのフィルタリングやアクセス制御を行う「マイクロセグメンテーション」でハイパーバイザー内、ハイパーバイザー間の通信をアプリケーションレベルで可視化、制御する。
さらに、分散セキュリティシステムは仮想マシンとしてセキュリティニーズに合わせて配置できる構成となっており、それらはファブリック(vArmour Fabric)という論理的に単一のシステムとして管理できる。
これにより、クラウドやオンプレミスと物理的に離れた場所でも論理的に単一のシステムとして管理が可能となる。NVCでは、製品の販売先としてデータセンター、クラウド事業者などを想定している。
NVCでは、データセンター向けのソリューションを増強するためにヴイアーマーネットワークス製品の販売代理店契約の締結に至った。なお、ヴイアーマーネットワークスはNutanixとアライアンスパートナー関係であり、組み合わせソリューションの提供も可能だという。