TIOBE Programming Community Index

TIOBE Softwareから、2016年3月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2016年3月におけるインデックスは次のとおり。

順位 プログラミング言語 インデックス値 推移
1 Java 20.528%
2 C 14.600%
3 C++ 6.721%
4 C# 4.271%
5 Python 4.257%
6 PHP 2.768%
7 Visual Basic .NET 2.561%
8 JavaScript 2.333%
9 Perl 2.251%
10 Ruby 2.238%
11 Delphi/Object Pascal 2.005%
12 Assembly language 1.847%
13 Visual Basic 1.674%
14 Swift 1.587%
15 Objective-C 1.461%
16 R 1.285%
17 Groovy 1.193%
18 MATLAB 1.193%
19 PL/SQL 1.193%
20 D 1.139%

3月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

3月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

TIOBE Softwareは今月の発表の中で、10年前のTIOBE Programming Community Index (PCI)の値を引き合いに出し、変化の早いこの業界において人気のあるプログラミング言語は業界の動きほどは激しく変化していないと指摘。現在のトップ10と10年前のトップ10には同じプログラミング言語がランクインしていると説明。Visual Basic、PHP、PerlがC#、Python、JavaScriptと入れ替わっているものの、大きな変動は見られないとしている。

iOSアプリ開発を目的としてObjective-Cがトップ3まで上り詰めたことがあるが、Swiftの登場とともに著しく順位を下げ、現在ではトップ10圏外に位置している。TIOBE Softwareはこうした過去10年の変動から、今後10年間も同じように推移し、トップ10入りするプログラミング言語が大きく変わるようなことは起こらないだろうと指摘している。

ただし、トップ10にエントリしているプログラミング言語の名前こそ変わっていないものの、新しい機能の導入などはそれぞれのプログラミング言語の中で実施されており、トップ10にランクインするようなプログラミング言語は機能を拡張しながらトップ10で生き残り続けていると指摘している。