日本マイクロソフトは3月9日、月例のセキュリティ更新プログラムを公開した。今回、13件のセキュリティ情報が新規で公開され、深刻度が「緊急」のものは6件、「重要」のものが7件となっており、重複を除くと39件の脆弱性が解消されている。

2016年2月のセキュリティ情報 資料:日本マイクロソフト

深刻度が最も高い「緊急」のセキュリティ情報は「MS16-023」「MS16-024」「MS16-026」「MS16-027」MS16-028」で、これらの脆弱性を悪用されると、遠隔の第三者によってコードを実行されるおそれがある。

  • MS16-023→Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (3142015)
  • MS16-024→Microsoft Edge 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (3142019)
  • MS16-026→リモートでのコード実行に対処するグラフィック フォント用のセキュリティ更新プログラム (3143148)
  • MS16-027→リモートでのコード実行に対処する Windows Media 用のセキュリティ更新プログラム (3143146)
  • MS16-028→リモートでのコード実行に対処する Microsoft Windows PDF ライブラリ用のセキュリティ更新プログラム (3143081)

対策としては、 Microsoft Updateもしくは Windows Update などを用いて、セキュリティ更新プログラムを早急に適用する必要がある。