ソフトバンクグループは3月7日、グループ内の組織再編を行うと発表した。
同社は、米通信大手のSprintやニケシュ・アローラ氏の副社長就任以降の海外企業への投資などのグローバル事業を加速させており、今回の再編はグローバルの「海外事業統括会社」、日本の「国内事業統括会社(共に仮称)」の二軸で事業を進めていくものとなる。
具体的には、国内事業統括会社に、ソフトバンクやヤフーなどの子会社株式を、ソフトバンクグループから譲渡、現物出資で移管する。一方の海外事業統括会社には、Sprintの持ち株会社であるStarburst IやAlibaba Group Holdingなどの子会社株式を移管する。なお、移管の時期や方法は、代表取締役社長の孫正義氏に一任し、2016年12月31日までに決定するという。
国内、海外の事業統括会社は、いずれもソフトバンクグループの100%子会社となる。国内事業統括会社の最高責任者にはソフトバンクの代表取締役社長である宮内 謙氏が、海外事業統括会社にはソフトバンクグループで代表取締役 副社長を務めるニケシュ・アローラ氏が就任する。