楽天とヤマト運輸は3月7日、楽天が運営するフリーマーケットアプリ「ラクマ」において連携し、ヤマト運輸が提供する投函サービス「ネコポス」と小型荷物宅配サービス「宅急便コンパクト」を、「ラクマ」の出品者が全国一律の価格で利用できる「ラクマ定額パック」の提供を開始したと発表した。

送料込みの商品を出品したユーザーは売買成立後、「ラクマ」アプリ内で発送ステップに進む際、「ラクマ定額パック」から「ネコポス」または「宅急便コンパクト」を選択し、全国約4,000カ所にあるヤマト運輸営業所に商品を持ち込むと、専用端末で簡単な手続きを済ませるだけで商品を発送することができるという。

送り状は、ラクマで表示されるQRコードを、ヤマト運輸の端末で読み取ることで、配送先などの必要情報が印字されて出力されるため、手書きする手間を省け、荷物の配達状況は、出品者と購入者の双方がアプリ上で確認できるという。

「ラクマ定額パック」の料金は、「ネコポス」は195円(角形A4サイズ:31.2cm×22.8cm以内、厚さ2.5cm以内、重量: 1kgまで)、「宅急便コンパクト」は380円(専用BOX:25cm×20cm×5cm、24.8cm 34cm(外寸)、重量制限無し)。「ラクマ」が通常料金の一部を負担することで、低価格を実現できるという。

「ラクマ定額パック」

今後は、コンビニエンスストアなどでの送り状発行と発送の受付など、両社で「ラクマ定額パック」の一層の利便性向上を検討していくという。