大日本印刷(以下:DNP)は、オムニチャネルに対応した「DNP流通向け情報管理プラットフォーム Retail Meister(リテールマイスター)」を開発し、3月7日に提供を開始すると発表した。
リテールマイスターは、小売店がチラシなどを制作する際に、従来はメーカーや卸業者などからその都度、個別に入手していた商品データなどをクラウド環境で一元管理できるもの。流通企業の本部でチラシやECサイトの企画・販促の担当者と、商品の品揃えを担当するバイヤー、店舗のマネージャーなどが一元管理された商品情報を共有する。
商品情報だけでなく、業態によって異なるマーチャンダイジング(MD:商品政策・商品計画)や、販売チャネルの特性に合わせた販促企画の情報なども一元管理することが可能で、掲載商品や価格の変更、特集テーマの差替えなども容易に行えるという。また、特集テーマや商品カテゴリなどに合わせて、チラシやカタログの紙面イメージとしてラフレイアウト(コマ割り)も作成できる。
価格(税別)は、初期導入費用が500万円~、月額利用料80万円~。
DNPは今後、流通・小売企業向けに当サービスを提供し、2020年までの5年間累計で10億円の売上を目指すという。