ネクストセットは3月2日、Office 365にシングルサインオンが可能で、ダウンロード禁止や利用者ログ収集、ログアウト時のキャッシュクリア等のセキュリティを強化したセキュアブラウザ「ネクストセット・セキュリティブラウザ for Office 365」を発表した。現在ベータ版を公開中で、近日中に正式リリースするという。
同社は、Office 365導入支援の中で、Office 365で利用可能なシングルサインオン機能、組織カレンダー、組織アドレス帳、組織ワークフロー等を提供中だが、今回は、Office 365とシームレスに動くセキュアブラウザを、無償で提供する。これにより、ダウンロード禁止やキャッシュ自動クリア、MACアドレス等での利用端末制御、ユーザーのブラウザ操作ログ、管理者によるブックマーク管理、利用コンテンツ制限など、数々のセキュリティ強化が可能になるという。
「ネクストセット・セキュリティブラウザ for Office 365」の主な機能は下記の通り。
・Office 365 とのシングルサインオン
・セキュリティポリシーを個人単位/組織単位で設定可能
・Office 365 を、セキュリティブラウザでのみ利用制限可能
・iOS/Android での稼働
・自動ログインの許可/禁止
・IP アドレスでの利用制限(社内/社外制限)
・利用端末 ID 制限:MAC アドレス/UUID 等で判断 Android/iOS
・URLフィルター機能:利用/閲覧可能な URL を指定可能
例:業務以外のサイトを閲覧禁止
例:社内システムを、指定のブラウザでのみ利用可能とする
・添付ファイルのダウンロード禁止(閲覧は可能)
・文字のコピー & ペーストの禁止
・クリップボードの自動破棄
・ブラウザ終了時にキャッシュ & Cookie クリア
・印刷禁止(クラウドプリントの禁止)
・アドレスバー表示の、ON/OFF 機能
・共有ブックマーク(管理者がユーザーのブックマークを管理可能)
・個人ブックマーク(ユーザー自身がブックマークを利用でき、管理者で利用禁止に可能)
・自動ログアウト機能(管理者の指定時間で未使用時自動ログアウト)
・アクセスログ取得(ユーザーがどのURLを利用したかのログ取得)
・4桁ロックコードでのログイン機能:4桁の数字でのログイン
・新着通知(メール、カレンダーなどの新着情報をスマートフォンに通知)
・サテライトオフィス・シングルサインオン機能との連携による、パスワード強化、IP 制限、端末ごとの制限、キャリア制限、ブラウザ制限、組織単位、ユーザー単位に設定、他システムとのシングルサインオン、ログイン後の指定 URL へのジャンプ