Raspberry Pi Foundationは2月29日(英国時間)、「Raspberry Pi 3 on sale now at $35 - Raspberry Pi」において、Raspberry Piの最新版となる「Raspberry Pi 3」を公開した。既存のRaspberry Pi 2と同様に35ドルで販売している。
「Raspberry Pi 3」の主なスペックは次のとおり。
- ARM Cortex-A53 64ビットプロセッサ(1.2GHz、4コア)
- 統合された802.11n対応の無線LAN
- 統合されたBluetooth 4.1
- 統合されたVideoCore IVグラフィック機能
- 1GBの主記憶メモリ
「Raspberry Pi 3」は既存のRaspberry Pi 2およびRaspberry Pi 1と互換性がある。「Raspberry Pi 3」のプロセッサは4年前に公開されたRaspberry Pi 1のプロセッサと比較して最大で10倍高速化されており、統合された無線機能を含め利便性が向上している。
Raspberry Piは廉価でPCが必要としている機能を一とおり提供していることから、教育向けの教材としてのみならず、さまざまな分野で活用が進んでいる。「Raspberry Pi 3」はRaspberry Pi 2と同じ価格を維持したまま機能の追加や処理の高速化を実現している。