MMD研究所が2月29日に発表した「2016年スマートフォンの利用料金に関する調査」の結果によると、スマートフォンのユーザーが適正だと考える月額料金の平均は4,066円であり、実際に支払っている額とは2,500円以上の開きがある。
調査は同社が15歳以上のスマートフォンを所有する男女1,105人を対象として、2月19日から23日にかけて実施したもの。通信会社別の内訳は、大手3キャリア(NTTドコモ/au/ソフトバンク)のユーザーが973人、格安SIMユーザーが106人、その他が26人。
スマートフォンの月額料金を尋ねると、全体の平均月額料金は6,823円(「わからない」という回答者を除く平均、以下同様)だった。通信会社別では、格安SIMユーザーは2,067円であり7,000円以上支払っているユーザーはいなかったのに対して、大手3キャリアのユーザーでは平均月額料金が7,433円であり、7,000円以上と回答した人は半数を超えた。
スマートフォンの月額料金をどう感じるか聞いたところ、全体では「とても高いと思う」が45.2%で最多だった。通信会社別では、大手3キャリアのユーザーでは49.5%が「とても高いと思う」と回答して最多だったのに対して、格安SIMユーザーの最多は「妥当だと思う」の45.2%だった。
スマートフォンの適正だと思う月額料金を尋ねると、全体の平均額は4,066円であり、実際に支払っている月額料金とは2,757円の開きがある。
大手3キャリアのユーザーは平均4,371円、格安SIMユーザーは平均1,723円が適正だと回答しており、現在支払っている月額料金と比較すると、大手3キャリアのユーザーでは3,062円、格安SIMユーザーでは344円の開きがあった。
現在利用しているスマートフォンの端末代金を聞くと、全体の平均額は5万2,369円だった。全体の9.1%が「0円」と回答し、18.3%が「わからない」と回答している。 スマートフォン端末代金についてどう感じるかを尋ねたところ、「とても高いと思う」が全体の53.0%を占める。
スマートフォンの端末代金に対する感覚 |
スマートフォン端末に支払ってもよいと思える金額を尋ねると、全体の平均額は2万6,450円だった。通信会社別では、大手3キャリアのユーザーでの平均金額は2万7,450円、格安SIMユーザーの平均金額は2万990円だった。