NTTデータは2月29日、Fintechサービスとインターネットバンキングを接続するAPI連携サービスの商用化を4月より開始し、ファーストユーザーとして静岡銀行に提供することを発表した。

API連携サービスは、NTTデータが金融機関に提供する共同利用型の個人向けインターネットバンキングサービス「AnserParaSOL」と、マネーフォワード・freeeとの連携によって、Fintech活用を支援するものとなっている。

API連携の実現により、利用者はインターネットバンキング上で、自身の銀行取引データを連携するFintechの銘柄や、情報連携範囲を指定できるようになり、当該認可情報に基づき、インターネットバンキングからFintechへ情報連携を行うことが可能となる。

API連携イメージ

静岡銀行では、まずはマネーフォワードの自動家計簿・資産管理サービスへの対応が進められており、4月には「マネーフォワード for 静岡銀行(仮)」がリリースされる予定となっている。これにより、同行の顧客は、「マネーフォワード」を利用する際、インターネットバンキングのIDとパスワードを預けることなく入出金明細や口座残高を確認することが可能となるという。

NTTデータは今後、API連携サービスについて、今回の「AnserParaSOL」への対応に続き、法人向けインターネットバンキングサービス「AnserBizSOL」への展開も検討していくとともに、連携先Fintechも順次拡充していくとしている。