ジャストシステムが2月26日に発表した調査ポート「スマホは営業マンのビジネススタイルをどう変えたのか?」によると、営業マンが日々の情報収集に利用しているメディアはスマートフォンが最も多く、20代に限ると4割弱が仕事でPCよりもスマートフォンを利用する機会が多いという。
同調査は同社が2月19日~22日にかけてインターネットにより実施したもの。調査対象は、事前調査においてスマートフォンを所有し営業職だと回答した、20歳~59歳の男女529人。
営業マンが日々の情報収集に利用しているメディアではスマートフォンが最も多く、「利用頻度が高い」「利用頻度がやや高い」の合計が83.6%に上った。同様に、PCは76.3%、テレビは64.8%、新聞は36.7%だった。
営業報告によく利用する方法を尋ねると、PCが59.0%(「利用頻度が高い」「利用頻度がやや高い」の合計)と最多であり、紙などのアナログな方法は43.7%だった。また、スマートフォンから営業報告をよく行うという回答者は28.5%と、3割に迫っている。
スケジュール管理によく利用しているツールでは、スマートフォンが57.5%(「利用頻度が高い」「利用頻度がやや高い」の合計)で最も多く、以下、紙などのアナログな方法(56.5%)、PC(39.3%)が続く。
スマートフォンでも業務に必要なことを行うようになった結果として、38.4%の回答者(「あてはまる」「ややあてはまる」の合計)が「時間短縮により、営業効率が上がったように思う」と回答している。また、「タスクやスケジュール管理の精度が上がったように思う」との回答が40.1%あった。
仕事でPCよりもスマートフォンを利用する機会の方が多いとの回答は25.3%だった一方で、スマートフォンよりPCを利用する機会の方が多いとの回答は45.0%だった。年代別に見ると、「スマートフォンの方が多い」との回答は20代で36.4%と他の世代と比べて最も多く、4割近くがスマートフォンを積極的に仕事でも利用している。