宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月25日、独航空宇宙センター(DLR)との新たな機関間協定を締結したと発表した。

両者はこれまでも「陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)」データとDLRのTerraSAR-X/TanDEM-Xによる災害監視の共同研究や、小惑星探査機「はやぶさ2」にDLRの小型着陸機「MASCOT」を搭載するなど協力を実施してきた。

今回の新協定では民間部門や宇宙新興国の台頭など、宇宙開発利用を巡る世界的な環境が変化する中、JAXAとDLRの戦略的協力関係を構築し、日独間で実効性ある機関間協力の実現を目指す。具体的には、宇宙航空技術開発、宇宙利用、産業育成などの分野で協力を進めていく。

握手するJAXA奥村理事長(左)とDLRイーレンフロイント長官(右) (C) JAXA