IDTは2月17日(米国時間)、4G LTE Advanced(LTE-A)や5Gといったワイヤレスインフラストラクチャシステムの開発を支える次世代RapidIOスイッチ「RXSスイッチファミリ」を発表した。
同ファミリは、RapidIO 10xN規格で求められる帯域幅要件を上回りつつ、RapidIOの特長である低レイテンシ性能を維持しているため、高いエネルギー効率でのコンポーネント間のデータ移動が可能。約100nsのポート間レイテンシ性能と、600Gbpsのスイッチング性能を備えた柔軟なノンブロッキングファブリックを備えており、最適化された5Gスイッチングソリューションを実現することが可能だという。
また、後方互換性も維持しているため、これまでのRapidIOを用いて開発されてきたハードウェアやソフトウェア資産をそのまま活用することも可能だ。
製品としては、24ポート48レーン品「RXS2448」および16ポート32レーン品「RXS1632」が用意されており、モバイルインフラストラクチャ(基地局、C-RAN、モバイルエッジコンピューティング)、データセンター(データ解析、ハイパフォーマンスコンピューティング)、航空宇宙、産業制御、防衛といった市場をターゲットとしている。
なお、いずれの製品もすでに提供を開始しており、RXS2448は、33mm×33mm 1024ピンFCBGAパッケージで、大量購入時の1個あたりの参考価格は119ドル、一方のRXS1632は、29mm×29mm 784ピンFCBGAパッケージで、大量購入時の1個あたりの参考価格は89ドルとなっている。