ヴァリューズが2月19日に発表した「男女×年代別 実際によく使われているアプリランキング」によると、スマートフォンのユーザーが最もよく使っているアプリはLINEであり、FacebookやTwitterなどコミュニケーション/SNS系のアプリが上位を占めている。
同調査は、同社に登録した全国の行動ログモニター会員の協力により、2015年12月においてスマートフォンのアプリ別に起動ユーザー数を集計し、男女別や年代別でランキングを作成したもの。
性別・年代を問わず起動ユーザー数が多いアプリのランキングを見ると、1位はLINEで2位以下に大差を付けた。以下、FacebookとTwitterが続き、3位まではコミュニケーション/SNS関連のアプリが占める。4位はYahoo! JAPAN、5位はMcDonald's Japanだったが、Yahoo!は乗換案内や天気、スマホ最適化ツール、ヤフオク!など、関連サービスが他にもランク入りしている。
男性のランキングを見たところ、上位5位までは全体と変わらないが、「Amazon ショッピングアプリ」が8位に入っている。また、Yahoo!の乗換案内や天気なども上位10位以内に入っている他、カレンダー/システム手帳アプリである「ジョルテ」やニュース・アプリの「SmartNews」など、ビジネスマンに役立つアプリが多数ランク入りしているのが特長だという。
女性も、一部で順位は入れ替わっているものの5位までのアプリは全体と同じだが、6位にはゲーム・アプリの「LINE: ディズニー ツムツム」、7位に料理レシピの「クックパッド」、8位にInstagramが入っている。他にも、サロン予約アプリである「ホットペッパービューティー」や「フリマアプリ『メルカリ』」などが人気という。また、LINEシリーズのアプリでは「LINE Camera」「LINE ポコポコ」もランク入りしている。
20代に限っても、LINE・Facebook・Twitterの上位3位は全体と変わらない。20代男性ではMcDonald's Japanが4位に入り、男性全体では14位だったInstagramが9位、同じく男性全体では20位以内に入っていなかった「モンスターストライク」や「パズル&ドラゴンズ」といったゲームも上位に付けている。
20代女性では、Instagramが4位でTwitterに迫っている。また、ホットペッパービューティーが10位以内に入っていること、女性全体では20位以内に入っていなかった「【無料マンガ】comico」やキュレーション・メディアである「MERY」がランク入りしているのが特長という。
60代の男女でも、LINEは2位以下を引き離した1位となっている。全体では3位だったTwitterがこの年代では9位に下がった一方で、スマホ最適化ツールやブラウザ、天気やニュースなどYahoo!系のサービスが幅広くランク入りしている。また、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングといった大手ショッピング・モールのアプリも20位以内に入っている。