沖電気工業(OKI)は2月17日、通信販売事業者向けオムニチャネル・ソリューションとして、20席からのオールインワン・エントリーモデルを販売開始した。価格は個別見積、通販ソリューション全体での販売目標は2017年度までに20億円。
新ソリューションは、2015年10月に開始した同社とジェイエスフィットとのオムニチャネル・ソリューションにおける協業の第1弾という。
OKIのコンタクトセンター・システムである「CTstage」と、ジェイエスフィットの通販基幹システムである「C.Nextシリーズ」を組み合わせ、20席からのオールインワン・モデルとして提供するもの。
ACD(着信をオペレータに自動的に振り分ける機能)やIVR(自動音声応答機能)などのCTI機能及び受注管理・顧客管理などの通販基幹機能に加え、基本的なCTI連携機能を標準で提供、カスタマイズによりさらに高度なCTI連携が可能としている。また、複数チャネルにまたがる顧客情報を紐付けしての分析にも、カスタマイズにより対応する。
同ソリューションにより、既存通販事業者への短期更改導入及び、新規の通販事業参入者への短期での事業立上げを支援するとしており、またCTI連携や顧客情報、購入・通話履歴、ECシステムへのアクセス情報などのデータ分析へのカスタマイズ対応により、通販利用者の顧客経験価値を向上するという。