Microsoftは2月16日(現地時間)、「Office 365」のプロフィール機能を大幅に強化したことを公式ブログで明らかにした。Office 365は以前から作成者をベースにファイルを検索する機能を用意していたが、新たなプロフィールページからは連絡先の確認やメール作成、Skypeによるテキスト/音声チャットなどが行える。
さらにカード形式で他のユーザーやドキュメントがカード形式で並び、ドキュメントを共有した相手や任意の組織、プロジェクトチームといった単位で参照するなど、視認性や機能を向上させた。また、自身のプロフィールページでは背景画像のカスタマイズが可能。今後数週間は「先行リリース」を選択している環境に提供し、2016年第2四半期まですべてのOffice 365に提供を行う。対象となるOffice 365のエディションは「Office Delve」を含むBusiness EssentialsおよびBusiness Premiumプランと、Office Delveを含むEnterprise E1~E5(教育機関向けEducation A2~A4と政府機関向けG1~G4を含む)。
Office Delveは機械学習と人工知能を使って、使用者がドキュメントタイトルやフォルダーの場所を意識せずに、もっとも関心を持ちそうなコンテンツを提示する機能。2015年4月にはiOS版やAndroid版もリリースした。新しいプロフィールページはPCに限らず、Office 365が使用可能な各種スマートフォンやタブレットでも使用できる。Microsoft Office 365チーム シニアプロダクトマーケティングマネージャーのNick Robinson氏は、「使いやすいOffice Delveと新しいプロフィールで、ユーザーは関連性の高いコンテンツや、人々とのコミュニケーション維持を容易にする」と説明した。
阿久津良和(Cactus)