ロームは2月16日、ArduinoやLazurite、mbedなどのオープンプラットフォーム(汎用マイコンボード)で加速度、気圧、地磁気など8種類の情報を測定できるセンサシールド(拡張ボード)「SensorShield-EVK-001」を開発し、インターネットでの販売を開始すると発表した。
「SensorShield-EVK-001」は、すでに量産を開始しているロームグループのセンサ8製品をそれぞれ基板実装したものとオープンプラットフォーム接続用ボードをキット化したもの。電子工作分野で広く活用されているArduino Unoなどに接続し、ソフトウェアを組み込むことで、加速度を始めとした情報を測定することが可能となっている。同社は、同製品によりセンサデバイスの簡単評価、簡単導入によりIoT機器の開発工数を大幅に削減し、市場の拡大につなげることができるとしている。
なお、「SensorShield-EVK-001」は、2016年2月からチップワンストップ、コアスタッフの2社にて、インターネット販売を開始しているほか、同製品を使ってセンシングを実現するために必要な各種ドキュメント、ソフトウェアをWebサイトからダウンロードすることが可能となっている。