宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業(MHI)は2月14日、打ち上げが延期となっていたH-IIAロケット30号機を2月17日17時45分に打ち上げると発表した。

同ロケットは当初の予定では、2月12日17時45分に打ち上げられる予定だったが、射場近辺に規定以上の氷結層を含む雲の発生が予想されたことと、打ち上げ作業に支障のある強風が予想されたことから延期が決定した。

H-IIAロケット30号機はX線観測衛星「ASTRO-H」を搭載。同衛星はこれまでのJAXAの科学衛星で最も大きく、ブラックホールの進化のメカニズムなどの解明に貢献することが期待されている。

12日11時の種子島宇宙センター

H-IIAロケット30号機のコア機体

X線天文衛星(ASTRO-H)