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htopの開発者は2月10日(米国時間)、「htop - an interactive process viewer for Unix」においてhtopの最新版となる「htop 2.0.0」の公開を伝えた。htopはプロセッサリソースやメモリの使用量などを表示するモニタリング・コマンドで、システムで提供されているtop(1)コマンドよりも表示や操作方法に扱いやすさの工夫が取り込まれている。
「htop 2.0.0」の主な特徴は次のとおり。
- プラットフォーム抽象化レイヤの導入とMac OS X、FreeBSD、OpenBSDサポートの追加
- Mac OS Xにおけるスワップメータのサポート
- マウスサポートの改善
- UTF-8ベースのグラフィックモードにおけるより高い解像度サポートの実現
- 各種バグの修正
「htop 2.0.0」よりも前のバージョンはすでにMac OS XやFreeBSDで動作するが、htop本体に移植コードがマージされ正式サポートの対象になったことが注目される。top(1)はカーネルの提供する情報を利用することからオペレーティングシステムごとに細かな違いが見られる。htopのように同一のコマンドでモニタリングできると、オペレーティング間の差異を気にすることなくモニタリングできるようになる。