セイコーエプソンは2月9日、レーザー光源を採用した3LCD方式のプロジェクタのビジネス向け新ラインアップを開発し、年内に全世界で発売すると発表した。エプソンが培ってきた3LCD技術に新しく開発したレーザー光源を組み合わせたという本ラインアップは、25,000lmから6,000lmまで7モデルをそろえているという。
今回ラインアップを拡充する高光束プロジェクタの全世界市場は2020年までに125%に拡大すると予測されており、エプソンは拡大し続けるこの市場のニーズに見合った技術や製品を開発するために集中的な投資を行ってきたという。
その結果、レーザー光源に世界で初めてという無機の素材でできた蛍光体と無機のLCDパネルを組み合わせることで25,000lmの明るさを実現し、約2万時間のメンテナンスフリーも達成したとしている。また、高い画質や設置性も兼ね備え、さらに4K対応のレンズとゼロオフセットの超短焦点レンズも併せて提供される。
本ラインアップは、光の利用効率が高いレーザー光源を使用していることから、大会議室や講堂、コンサートホールなどの広い空間での使用に適し、レーザー光源に同社の3LCD技術を組み合わせることにより高い映像品質と色再現性を実現しているという。
また、360度あらゆるポジションからの投写が可能なことに加え、豊富なレンズによって、プロジェクションマッピングやサイネージ、その他の用途でさまざまな場所で使用できるものとなっている。