日立製作所は2月9日、同社の従量課金型プライベートクラウド・1サービスが、みずほ銀行の次期勘定系システムの基盤の1つとして採用されたことを発表した。
同サービスは、みずほ銀行のデータセンター内に日立が保有するサーバやストレージを設置し、プライベートクラウド型ストレージサービス「ストレージユーティリティマネジメントサービス」と、そのオプションであるプライベートクラウド型サーバサービスを組み合わせ、ITリソースの使用量に応じた従量課金型で提供するもの。
ハードウェアには、ハイエンドブレードサーバ「BS2500」、エンタープライズディスクアレイシステム「Hitachi Virtual Storage Platform G1000」、仮想ファイルプラットフォーム「Hitachi Virtual File Platform」などが利用される。
システムは、本番環境と災害対策・準本番環境を完全に二重化した構造であるため、ソフトウェアの更新作業のほか、災害やシステム障害などの発生に伴う保守作業時も業務を継続可能な無停止環境を実現する。
同サービスの利用により、みずほ銀行は、複雑かつ大規模な勘定系システムに求められる性能・容量・品質を備えたITリソースを柔軟に利用してコストを最適化しつつ、運用・管理にかかる業務負荷を低減できるとしている。