キーサイト・テクノロジーは2月8日、リアルタイムオシロスコープ用のN8833Aおよび N8833Bクロストーク解析アプリケーションを発表した。
同アプリケーションは、最大4つの信号(アグレッサまたはビクティム)を同時に解析でき、追加のシミュレーション入力およびファイルは不要。伝送ライン間の近端クロストーク(NEXT)、遠端クロストーク(FEXT)だけでなく、電源起因の誘起ジッタ(PSIJ)やノイズ、同時スイッチングなどのクロストーク解析にも対応している。クロストーク除去後のエミュレーション波形に対して、E2688A SDAアイダイアグラム解析、N5400A EZJIT Plusジッタ解析ソフトウェア、N5465A InfiniiSimディエンベディングツール、N5461Aシリアル・データ・イコライゼーション・ソフトウェアなどのオシロスコープツールが使用できる。
同社は、同アプリケーションはデザイン上のクロストークの問題に対してより効率的なデバッグ/解析方法を提供し、困難なクロストークのデバッグにかかる時間を短縮できるとしている。
価格(税抜)は固定ライセンスが98万2000円、フローティングライセンスが147万4200円で、3月16日よりダウンロード可能となる。また、ソフトウェアのバージョン 5.60以降のInfiniiumオシロスコープ全シリーズで使用することができる。