日本マイクロソフトは2月4日、脆弱性緩和ツール「EMET (Enhanced Mitigation Experience Toolkit)」の最新バージョン(5.5)の正式版を公開した。
EMETは、コンピュータのメモリ破損に対する脆弱性攻撃に特化した防御するツール。Windows Defender、ウイルス対策ソフトウェアなどのマイクロソフトが提供する14のセキュリティ機能が含まれる。5.5 Betaは昨年10月に公開されており、約3カ月を経ての正式リリースとなる。
5.5では、Windows 10に対応したほか、信頼されていないフォントをブロックする緩和策をサポートした。また、グループポリシーでEMETの設定を行うことで、緩和策の適用がより容易になる。正式版はMicrosoftのWebサイトよりダウンロードできる。