大日本印刷(以下:DNP)は、DNP柏データセンターで運用するクラウド基盤サービス「MediaGalaxy(メディアギャラクシー 以下:MG)クラウド」が、クレジットカード業界の国際的なセキュリティ基準PCI DSSの最新バージョンVersion 3.1の認証を取得したと発表した。

PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standards)は、加盟店やサービスプロバイダ等でクレジットカードの会員データを安全に取り扱うことを目的に策定されたクレジットカード業界の国際的なセキュリティ基準。

今回の認証取得により、MGクラウドを利用してクレジット決済関連の事業を行う企業は、ハードウェアやデータセンター設備に関する認証取得が不要となり、ソフトウェア関連の認証取得だけで、PCI DSSに準拠したサービスを行うことができる。

クレジット決済関連の事業を行う企業は、ハードウェアやデータセンター設備に関する認証取得が不要に

DNPは今回、DNP柏データセンターのMGクラウド上に、PCI DSS Version 3.1に準拠したクラウド基盤を構築。クラウド基盤においてPCI DSS認証を取得しているため、クレジット決済関連の事業を行う企業は、OS(Operating System)やアプリケーションといったソフトウェア層において認証を取得するだけで、PCI DSSに準拠した決済サービスの運用を開始することができる。

DNPは、金融機関や決済代行を行うサービスプロバイダなど、機密性の高い情報を取り扱う企業に本サービスを提供し、2020年度までの5年間で約100億円の売上を目指す。