ネオジャパンは1月29日、グループウェア「desknet's NEO」の新バージョン(V3.5)を発表した。今回のバージョンアップでは、顧客の管理担当者からの要望を多数取り入れ、管理機能の強化と見直しが図られている。

例えば、期首の人事異動に伴う処理で発生しがちなユーザーの誤削除を防止する機能が追加された。これにより、ユーザー管理画面からユーザーの削除処理を行っても、すぐにはデータの削除が行われず、一定期間をおいてから削除されるようになった。

ユーザー誤削除防止機能の仕組み

また、日報や報告書を提出しやすいように、書式部品を組み合わせて日報や報告書などの定められたフォーマットで提出が可能になったほか、スケジュールや設備予約、タイムカードなどにおいて複数の休祝日に対応した。これにより、部署ごとに休祝日カレンダーを設定できるようになった。

加えて、機能の設定項目をまとめた「設定メニュー」が新たに追加されたため、管理機能が一目でわかるようになり、管理や設定変更がスムーズに行えるようになった。

設定項目が一目でわかる「設定メニュー」

一方、ユーザー向けとしては、スケジュール、インフォメーション、回覧・レポートとWebメールの連携により、取引先や協力会社など、グループウェアを利用していないメンバーとの情報共有を効率良く行えるようになった。

具体的には、メールから、各アプリケーションを立ち上げることなく、回覧・レポート、インフォメーション、予定を作成することが可能になった。この時、メールの内容が自動で各アプリケーションにコピーされるので、手入力の作業が減る。また、取引先などから届いたメールをすべての関係者に転送する必要がなくなるため、メールの数を抑えることにもつながる。

ただし、各アプリケーションからメールを作成する機能については、 外部への情報流出などのリスクを踏まえ、管理者側で無効にすることが可能だ。

グループウェアを利用していないメンバーとの情報共有の効率化を図るアプリケーション連携の強化

メールの画面から各アプリケーションと連携する画面

1月29日から、パッケージ版 (PostgreSQL対応版) およびクラウド版の提供が開始され、SQL Server対応版とOracle対応版は順次出荷される。