米IBMは1月28日(現地時間)、Linux専用システム「LinuxONE」向けの新しいハイブリッド・クラウド機能と協業を発表した。
今回、StrongLoopとCloudantがLinuxONE向けに最適化されている。StrongLoopは、Node.jsに拡張性が高い環境を提供し、Node.jsにより開発者はサーバーサイドで好みの言語を使ってアプリケーションを記述できる。
また、NoSQLのクラウド・データベースのCloudantは、モバイル・データでは一般的なJSONフォーマットでデータを保存し、ネイティブでデータをシステムに保存することで、ユーザーが異なる言語に変換する必要がないため、時間を短縮できる。
さらにIBMでは、エコシステムのさらなる拡充として、Googleが開発したプログラミング言語「Go言語」をLinuxONEに移植した。IBMは今夏、Go言語コミュニティーにコードの寄贈を開始する予定としている。
そのほか、処理スピードと能力を向上したLinuxONE EmperorとLinuxONE Rockhopperの新バージョンが発表された。
3月に、IBM LinuxONE製品群向けのIBM Open Platform (IOP)が無償で入手できるようになり、コンポーネントは、Apache Spark、Apache HBaseなどをサポートし、Apache Hadoop 2.7.1も同様にサポートしているという。