「零戦里帰りプロジェクト」により復元された零式艦上戦闘機二二型(零戦)が1月27日にテスト飛行を実施した。同機は同日14時12分に海上自衛隊鹿屋航空基地を離陸、約7分間の初飛行に無事成功した。
着陸後、プロジェクトを実施したゼロエンタープライズ・ジャパン取締役の石塚正秀氏は、パイロットのスキップ・ホルム氏を出迎え、握手を交わした。試験飛行は本日中にあと2回行われる予定。(編注:その後、試験飛行は2回目で終了した。)
「零戦里帰りプロジェクト」は2012年にスタートしたプロジェクトで、レストア済みの零戦を米国から日本に移し、飛行可能な状態のまま保存することを目指している。テスト飛行を実施した機体は2014年11月に日本へ入国し、2015年7月にはエンジン始動テストを開始するなど初飛行に向けた準備が進められていた。
なお、今回のテスト飛行については詳しいレポートを後日掲載するので、そちらも楽しみにしてほしい。