クラウドワークスは、サーチフィールドと共同で、痴漢行為を抑止する缶バッジ製作を行う「Stop 痴漢バッジ プロジェクト」の支援を実施する中で、缶バッジのデザインを募集するコンテスト「痴漢抑止バッジ デザインコンテスト」を開催し、最終選考ならびに支援者による投票を経て、採用となった5作品が決定したことを発表した。

支援者投票 第1位:タケルノミコト氏の作品

支援者投票 第2位:hanapeco氏の作品

支援者投票 第3位:RJGraphics氏の作品

同コンテストは、「Stop 痴漢バッジ プロジェクト」の一環として、クラウドソーシングサービス「クラウドワークス」で、痴漢被害にあっている女性たちに受け入れられる缶バッジのデザインを公募したもの。2つのクラウドサービスを通じて、全国から443作品のデザイン応募があり、プロジェクトメンバーが12作品を選出。12月2日~1月13日の間、Webサイト上で支援者による人気投票を実施し、このたび1位~3位と特別賞(2点)、あわせて5つの採用デザインが決定した。

支援者投票 第1位に選ばれたのは、タケルノミコト氏の作品。第2位にはhanapeco氏、3位にRJGraphics氏の作品が選出された。また、「特別賞-あな吉賞」(審査員の料理研究家・手帳術研究家・浅倉ユキ氏が選考)にh1roto氏、「特別賞-たかこ賞」(考案者の女子高校生が選考)にenjoy806氏の作品が選ばれ、それら合計5作品の採用が決定した。これらの作品については、追って「FAAVO東京23区」のプロジェクトページで紹介されるとのことだ。

なお、缶バッジの製作資金や普及活動における支援者の募集は、クラウドファンディングサービス「FAAVO東京23区」で実施している。プロジェクトページでは、1月26日 正午の時点で、195人の支援者から110万円を超える支援金が集まり、達成率は220%となっている。なお、ストレッチゴール300%に達した場合、痴漢抑止バッジの配布イベントが開催されるとのことだ。支援募集は2月1日まで。

なお、「Stop 痴漢バッジ プロジェクト」は、通学電車内で痴漢被害にあっていた都内在住の高校2年生の女子が、2015年4月、母親と一緒に痴漢抑止バッジを考案したことをきっかけに展開されている。この女子がバッジをつけるようになって以来、毎日のように受けていた痴漢被害がなくなった経験をもとに、同バッジを社会に普及するためにプロジェクトが発足された。