キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は1月21日、米Vormetric(ボーメトリック)のエンタープライズ向け暗号化ソリューション「Vormetric Data Security Platform」の販売開始を発表した。
同ソリューションは、サーバーやゲートウェイにエージェントを導入するため、クライアントPCにエージェントが不要となっている。認証機能(Active DirectoryやLDAP)と連動してパスワード管理も不要なため、暗号鍵アプライアンスが適切に鍵管理を行えるほか、暗号化処理に手間をかけず、重要データを迅速に保護できるとしている。
また、ファイルサーバーのファイルやフォルダ、データベース領域、クラウドへのデータ保管など、それぞれの環境にあった暗号化を行える。また、データを保管する際に、トークン化などの用途に合わせた暗号対策が一元的に実現できる。
このソリューションでは、PCI DSSの暗号化要件のへの対応や、医療業界の電子商取引基準のHIPPA法・HITECH法のプライバシー、セキュリティ要件への対応、マイナンバー法などのさまざまな規定・ガイドラインに対応できる。参考価格は、基本物理アプライアンス(25接続)を2台+透過型エージェントを2製品導入した場合で、676万2000円(税別)。別途、初年度の保守費用(製品価格の25%)169万500円(税別)が必要となる。