アシストは1月21日、Hadoopに対応した高速ETLツール「Syncsort DMX-h」(開発元:Syncsort Incorporated)のMapR版トライアルキット「Syncsort DMX-h Sandbox」を、無償で提供開始した。

「Syncsort DMX-h」は、ETLツール「Syncsort DMExpress」とHadoop環境を融合させたビッグデータ向けETLソリューション。大量データの収集・蓄積・加工・配布までのETLプロセスをGUIで簡単に開発でき、ハードウェアリソースを最大限に活用した高速処理を実現できる。

今回提供を開始するトライアルキットは、「Syncsort DMX-h」とマップアール・テクノロジーズ提供のHadoopディストリビューション「MapR」を同梱したVMWare Player用仮想マシン。自社にHadoop環境がなくても、Hadoop上によるETL処理を「Syncsort DMX-h」を使って実行できる。

また、トライアルキットに含まれるサンプルのデータとETLアプリケーションで、売上集計、差分抽出、Webログ集計、文字列カウントの4つのジョブをチュートリアルに沿って実行することが可能となっている。

トライアルキットはアシストのWebサイトからダウンロードでき、「Syncsort DMX-h」のすべての機能を30日間無償で使用できる。

自社のデータ処理ニーズに合わせたジョブの作成についても、ノンプログラミング&ノンチューニングでGUIにより開発できるため、高性能かつ高速なデータ統合処理やバッチ処理を短期間でテストできるとしている。