Red Hatはこのほど、IT オートメーションフレームワークの最新版「Ansible 2.0」の提供を開始した。
Ansibleは、IT組織の開発者と運用担当者がソフトウェアの学習とデプロイを短時間で行えるように設計されており、ルーチンワークを自動化することによって ITチーム間の障壁を取り除くことができる。
Ansible 2.0に加えられた主な改良としては以下がある。
- タスクブロックによるプレイブックとタスクの開発の容易化に加え、例外処理と復旧を統合するオプションの提供
- プレイブックパーザの改良により、エラーの特定の明確化および推奨される修正を提供
- 新たな実行モードにより、多数のマシンを対象としたデプロイメントを高速化する方法を提供
Ansible 2.0は、パブリック/プライベート/ハイブリッドクラウドのデプロイメントに対するサポートが拡張されており、200 近い新規モジュールが含まれている。新たに追加されたモジュールのうち、主なものに以下がある。
- OpenStackを管理するための新たなモジュール群
- Amazon Web Servicesに対するサポートを強化・拡張するための30個の新規モジュール
- VMware環境とWindows管理に対するサポートの拡張
- 新たなDockerに接続するためのプラグイン
Ansible 2.0 は、GitHub、PyPiおよび大部分の主要 Linux ディストリビューションのパッケージマネージャー経由で入手可能。