アイシン精機、アイシン・エィ・ダブリュ、アイシン・エーアイの3社は1月21日、トヨタ自動車(トヨタ)と新型プリウス向け電気式4WDユニットを共同開発したと発表した。
電気式4WDユニットとは、モーターで後輪を駆動する電気式4WDシステムの駆動力を発生させる駆動ユニットのことで、モーターで動力を発生させ、リダクションギアとデファレンシャルギアで駆動力に変換する。今回、新たに設定されたプリウスの4WD方式の駆動ユニットとして採用されており、雪路など滑りやすい路面での安定走行に貢献している。
同製品は、モーターとデファレンシャルギア軸を同軸化し、リダクションギアとの2軸構成によりユニットの小型化を実現。また、磁力による引き摺り損失を抑えた磁石レスの誘導モーターと、ユニット内のオイルを貯めてモーターのローターやギアの回転によるオイル攪拌損失を低減できるキャッチタンクによって高効率化につなげた。