デジタル・ナレッジは1月21日、教育ビッグデータ統合プラットフォーム「KnowledgeRecorder(ナレッジレコーダ)」の提供を開始した。
同プラットフォームは、eラーニングだけでなく、教室講義などのリアルでの学習を含めた"すべての学習経験"を採取して記録するLRS(Learning Record Store)として、学習履歴の収集・蓄積から学習履歴の可視化、証明書の発行までをワンストップで提供するというもの。さらに、オプションの「Analytics+(アナリティクス プラス)」と接続することで、より詳細な分析や自動アクション(Robot)を可能にするという。
学習履歴の収集・蓄積については、「マナビAPI」が公開されており、これによって、自社のサービスや、学校の授業、映像授業の視聴、実習、読書など、さまざまな学習履歴を送信することができるという。同APIは、OAuth 2.0/xAPI(Experience API,Tin Can API)/IMS Caliper(予定)をサポート。
学習履歴の可視化については、「指標管理」と「証明書」の2つの機能が用意されている。「指標管理」では、今学んでいる受講者の全体平均が習得レベル目標に達することができそうか、ある科目の質問発生数を目標以下にできるかなど、学習履歴をグラフ化することで、教育におけるKPIを日々管理することができる仕組みとなっている。
「証明書」は、学習成果を証明するバッジで、取得条件と学習履歴を元に発行される。「KnowledgeRecorder」では、発行者や取得者の情報、取得条件、取得に際してどのようなことを経験したかといった情報が表示された「認定証」を発行することが可能となっている。