三菱ガス化学と東北大学 原子分子材料科学高等研究機構および金属材料研究所の折茂慎一 教授らの研究グループは1月20日、柔軟で電極層と密着しやすいLiBH4系固体電解質(LiBH4-LiI固溶体系およびLiBH4-LiNH2系固体電解質)の量産化技術を開発したと発表した。

同固体電解質は東北大が開発していたが、従来の製法では量産が困難だった。今回、有機溶媒を用いた溶媒法により量産が可能になったという。

今後、三菱ガス化学は、同固体電解質のサンプル提供を開始。また、1月27日~29日に東京ビッグサイトで開催される「nano tech 2016 第15回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」および、3月2日~3月4日に東京ビッグサイトで開催される「第7回 国際二次電池展」にて、同製法による同固体電解質を出展するとしている。