STマイクロエレクトロニクス(ST)とQuantenna Communications(Quantenna)は1月20日、4K対応Wi-Fiクライアント・ボックス向け小型リファレンス設計を発表した。
今回発表したリファレンス設計は、STのUltraHD HDR対応プラットフォーム「Cannes 4K」と、Quantennaの4x4 802.11ac Wi-Fi「QSR1000」を統合したもの。「Cannes 4K」は、コストと性能の最適化が図られているほか、「QSR1000」と組み合わせることで、DynaMMO(Dynamic multi-user MIMO)技術をサポートする4x4 MIMOアーキテクチャ、ダイナミック・デジタル・ビームフォーミング、および4空間ストリームを活用し、卓越した性能、帯域、信頼性、電波受信範囲が実現する。また、各種規格に適合しているため、サードパーティ製の802.11ac/11n対応デバイスと相互接続が可能となっている。
両社は同リファレンス設計によって、優れた室内電波受信範囲と携帯性、およびマルチルームの視聴環境が実現するとしており「今回の協力は、住宅内の優れたマルチ・メディア体験を実現する、コスト効率と柔軟性に優れた4Kワイヤレス・ソリューションへの道を開きます。」とコメントしている。