東京都・銀座の資生堂ギャラリーは、公募制プログラム「第10回 shiseido art egg(シセイドウ アートエッグ)」の入選者3名のアーティスト(川久保ジョイ氏、GABOMI.氏、七搦綾乃氏)の個展を、2月3日~4月21日にかけて各作家21日間ずつ順次開催する。 開場時間は11:00~19:00(日曜・祝日は18:00まで、毎週月曜は休館)。入場無料。

When the mist takeks off the suns(部分)/川久保ジョイ氏

CHIMNEY/GABOMI.氏

rainbows edge/七搦綾乃氏

同展は、資生堂が新進アーティストにギャラリーの門戸を広くことを目的に開催している公募制プログラム「第10回 shiseido art egg」において入選を果たした、川久保ジョイ(かわくぼじょい)氏、GABOMI.(がぼみ)氏、七搦綾乃(ななからげあやの)氏の3名のアーティストによる個展。ちなみに今年のshiseido art eggには、全国から370件の応募があり、年代別の応募構成比は20代~30代が全体の80%を占めたということだ。

開催スケジュールおよび内容については、2月3日~2月26日が写真や映像、光、音などを用いて世界をとらえるインスタレーションを出展する「川久保ジョイ展」(インスタレーション)、3月2日~3月25日は自身の手をカメラのボディと組み合わせ、手で光を調節するという自身が考案した"TELENS(手レンズ)"という手法で撮られた写真が展示される「GABOMI.展」、3月30日~4月22日には主に自然物をテーマにした木彫作品が展示される「七搦綾乃展」(彫刻)となっている。

また、作家本人が会場でそれぞれの自作について解説する「ギャラリートーク」も予定されている。日時は、川久保ジョイ展が2月6日、GABOMI.展が3月5日、七搦綾乃展が4月2日(時間はすべて14:00~14:30)。会場は資生堂ギャラリー。予約不要。

なお、展覧会終了後、審査員によって3つの個展の中から「shiseido art egg 賞」が選出される。 審査員は、石川直樹氏(写真家)、小沢剛氏(美術家)、 藤野可織氏(小説家)が務める。受賞者は2016年5月下旬、Webサイト上で発表されるということだ。