丸紅は1月19日、北海道に本社を置くロケット開発会社であるインターステラテクノロジズ(インターステラ)と、ロケット開発に関する研究費用の拠出およびロケットの販売支援に関する業務提携、並びにインターステラの新株予約権付与について合意したと発表した。

インターステラは観測ロケットおよびその技術を応用した超小型衛星を地球周回低軌道に投入するロケットの開発を行っているほか、人工衛星や実験用機器の宇宙空間での打ち上げを受託する。1月16日には推力約1トンを有するロケットエンジンの地上燃焼実験に成功しており、今後1月から2月にかけてサブオービタル機体の飛行条件に基づいてより長時間の燃焼を実証する実験を行っていく予定だ。

丸紅は「宇宙ビジネスにおいて、これまでの米国の衛星製造会社、衛星機器製造会社の対日販売代理店としての事業に加え、今後はこれまでに培った宇宙ビジネスにおける実績や国内外のネットワークを活かし、宇宙関連産業の発展に一層寄与していきます。」とコメントしている。

観測ロケット(左)と超小型衛星打ち上げロケットのイメージ