AMDは1月15日、64ビットARMベースのデータセンター向けSoC「AMD Opteron A1100(開発コード名:「Seattle」)」を発表した。
「AMD Opteron A1100」はAMD初の64ビットARM Cortex-A57ベースのプロセッサ。高速のネットワークおよびストレージ接続と優れた電力効率を備えたARM Cortex-A57コアにより、ストレージ、Webおよびネットワークのワークロードにおいて、バランスの取れた総所有コストを提供するとしている。
「AMD Opteron A1100」シリーズSoCの仕様は、以下の通り:
- 4MB共有L2キャッシュ、8 MB共有L3キャッシュを搭載した、最大8基のARM Cortex-A57コア
- 最大1866 MHzをサポートするECC対応の64ビットDDR3/DDR4チャネル:2基
- 10Gbイーサネット接続:2基
- 8レーンPCI-Express Gen 3
- SATA-3ポート:14基
また、Silver Lining Solutions(SLS)と協力により、クラウドデータセンターとハイパースケール・データセンターでのストリーミング、Webおよびストレージワークロードなどに向けて、SLSのファブリック・テクノロジーを「Opteron A1100」シリーズを搭載した高密度サーバー設計に組み入れる取り組みが進められている。さらに、Red HatやSUSEと、OSおよびアプリケーションのサポート面で緊密に連携しているとしている。