マネーフォワードは1月14日、「MFクラウド会計・確定申告」「MFクラウド請求書」「MFクラウド給与」および自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」のユーザー男女1,284名を対象として、11月14日~11月17日にインターネットを通じて実施した「経費精算に関するアンケート調査」の結果を公表した。
調査によると、経費精算の件数は平均で月19件、申請に要する時間は月平均66分に上り、74%が経費精算を煩わしく感じていることがわかった。
経費精算の頻度を尋ねると、1カ月に1回との回答が全体の39%を占めて最多であり、以下1週間に1回(27%)、半月に1回(18%)と続く。 申請する内容では公共交通機関の交通費が最も多く、備品・消耗品費、宿泊費が続いた。
経費精算を煩わしいと答えた回答者に煩わしく感じる作業内容を複数回答で尋ねたところ、「レシートや領収書の手入力」が最多となった。以下、「レシートや領収書の保管・管理や貼付作業」「訪問先の経路や料金の検索」が続く。
勤務先の従業員規模別に経費申請をどのような方法で行っているかを見ると、30人以下の勤務先では手書きが21%を占め、従業員規模が大きくなるにつれてその比率は下がっていく。Excelを利用する勤務先は31~100人の勤務先が最多であり、300人を超える勤務先ではインストール型またはクラウド型のシステムを導入している比率が6割以上と高い。とりわけ、1,000人を超える勤務先では49%がクラウド型システムを利用している。
領収書やレシートの提出方法については、7割以上の人が「領収書・レシートは台紙に貼って提出している」と回答。領収書やレシートの提出はまだまだ電子化されておらず、アナログな方法がこれまで長い間続いていると、同社は推測する。
1カ月あたりの経費申請の件数を尋ねたところ、全体では5件以内との回答が42%で最も多く、全体の平均では19件だった。回答者のうち経営者に絞ると11~30件が28%で最多となり、平均は29件と全体より10件多かった。
1カ月に経費申請でどのくらいの時間がかかっているかを尋ねると、11~30分が32%と最多であり、全体の平均では66分と1時間を越えている。また、約8割の人が「業務時間内に申請を行っている」と回答し、営業職の人は約2割の人が「残業して行っている」と回答した。
また、全体の約4割、経営者の約6割が、経費申請をせずに自己負担することがあると回答。月の平均負担金額は6,447円、経営者にいたっては1万円以上の負担をしている結果となった。