日本ユニシス・エクセリューションズ(UEL)は1月14日、3次元統合CAD/CAMシステム「CADmeister」の新バージョンとなるV10.1の提供を同月より開始すると発表した。
新バージョンではUELの顧客から要望のあった改善を中心とした操作性改善と機能拡充が図られている。具体的には、操作性改善としてパラメトリック再生に監視、レスポンス4倍以上の効率改善を実現。機能拡充としてはCHN(チェイン)による連続要素の入力確認の改善や、面の重複や図形の不正状態を検査する機能の充実が図られている。
また、CAM機能でも3Dプロファイルの突き加工における「工具径補正」機能の追加や、粗加工の際の最適な「工具突出し長」による経路分割、さらに「工具乗移り動作」を最適化し効率的な「工具空中動作」を実現するなど、加工効率向上につながる改善が行われている。
同社は今後も基本機能を拡充する従来のメジャーバージョンアップに、ユーザーからの改善要望に応えるマイナーバージョンアップを加えた年2回のバージョンアップを実施し、「CADmeister」の機能強化を推進し、設計/生産業務の効率化に貢献していくとしている。