フロムスクラッチは1月13日、次世代型マーケティングプラットフォーム「B→Dash」と、サイバーエリアリサーチが提供する、アクセスユーザーの位置情報・組織情報取得サービス「どこどこJP」が連携し、新機能を実装したことを発表した。同連携により追加された新機能は、「企業情報自動分析機能」と「エリアターゲティング機能」となる。

「企業情報自動分析機能」は、「どこどこJP」に搭載された約36億のIPアドレス・企業情報変換用データベースを利用することで、Webサイトを訪問したユーザーのIPアドレスより、企業名や住所、代表電話番号、業種、従業員数、資本金などの企業情報を自動で取得するもの。

これにより、「見込み顧客の行動」という事実に基づきユーザー行動を分析し、個社ごとの検討具合を把握・可視化することで、見込み客に対して適切なタイミングでアプローチすることが可能。さらに、アクセスデータの一覧と既存顧客のデータを組み合わせることで、まだアプローチしていない情報を抽出し、高精度の営業用ターゲティングリストを生成することもできる。

一方、「エリアターゲティング機能」は、Webサイトにアクセスしたユーザーに応じて、都道府県や市町村情報などをはじめとする「位置情報」の把握・可視化を可能にするもの。これにより、地域属性に沿ったコンテンツの提供や、ユーザー特性に合わせた適切なアプローチを行うことができる。また、位置情報に基づいて不要なページをスキップさせるなど、ユーザーごとにWebサイトの導線設計を最適化させ、流入からコンバージョンまでのフローを改善し、ユーザーの離脱リスク軽減も可能だ。

なお、同社は今後、IPアドレスを活用した「不正アクセス対策」や「アクセス制御」などの機能も実装する予定だとしている。