リニアテクノロジーは1月13日、高電圧、低ノイズ、低ドロップアウト電圧のリニアレギュレータ「LT3066」を販売開始したと発表した。

同製品は最大500mAの出力電流を供給することができ、最大負荷時のドロップアウト電圧は300mV。SHDNピンが“L”に駆動されるか入力電圧がオフになると、出力電圧を放電するNMOSプルダウン回路を内蔵している。

また入力電圧範囲は1.8V~45Vで、出力電圧を0.6V~19Vの範囲で調整可能。REF/BYPピンに接続された1個のコンデンサにより、10Hz~100kHzの帯域幅で25μVRMSという低ノイズ動作とリファレンスソフトスタート機能を実現し、ターンオン時の出力電圧のオーバーシュートを防止することができる。

出力電圧の許容誤差は、入力、負荷、温度の全範囲にわたって±2%の高精度を維持。INFILTピンに1個のコンデンサを接続することにより、PSRRが20kHz~1MHz の周波数で15dB~20dB改善され、1MHzでのPSRRは60dBに達する。

リニアレギュレータ「LT3066」