企業リサーチサイト「Vorkers」を運営するヴォーカーズは1月13日、「働きがいのある企業ランキング 2016」を発表した。
同ランキングは、2014年7月1月~2015年12月31日に「Vorkers」に投稿された「社員・元社員による職場環境に関する評価点」(全52,016件)を元に集計し、社員による会社への満足度を数値評価したものとなる。
今年で3回目となる今回の調査では、「働きがいのある企業」として、1位にプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)、2位にマッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社、3位にグーグルが選ばれた。 P&Gは2014年、2015年ランキングに続き3冠を達成した。
ランキングでは、トップ3全てが外資系企業となった。トップ50では、リクルートグループが10社ランクイン。官公庁からは特許庁が22位にランクインしている。
1位のP&Gの社員クチコミをみると、PVP(Purpose, Value & Principle)という会社の目的、価値観をまとめたものにより、10万人近くいる社員の方向性を決めている点や、トップからの明確なメッセージがある点などが評価されている。
2位のマッキンゼー・アンド・カンパニーの社員クチコミでは、「クライアント第一主義が会社全体としての原則であり、とにかく価値・クライアントバリューを最大化することが会社としての大きな目的となっている。一方で同程度の重要な価値として社員を育てるというものがあり、クライアントに対しての価値を担保している限りにおいて社員を成長させるような機会提供は全く惜しまれない」などの声があがっている。