東芝は1月13日、インフラの保守管理、工場や倉庫内での作業などにおけるハンズフリーでの作業を可能にするメガネ型ウェアラブル端末「Wearvue(ウェアビュー) TG-1」を製品化し、国内で企業向けに受注活動を開始したと発表した。出荷開始は2月29日を予定している。
同製品では、重さが50g、サイズが幅167.9mm x 奥行162.5mm x 高さ38.0mmと、軽くて快適な装着性を実現。また、人と対面する接客業務などでも違和感を持たれることなく利用できるよう、メガネとして自然なデザインを追求したという。投映部を側面後方に配置する同社独自の光学方式により広い視野を確保するとともに、投映角度を調整できるPA(パーソナルアジャスター)機構を搭載することで、顔形状や眼間距離がさまざまな日本人成人の98%をカバーできるとしている。
同社は、遠隔地での作業をコントロールするフィールドサポートや、倉庫内での物流作業、観劇やスポーツ観戦などのエンターテイメント分野においての利用を想定している。
同製品は、市販のWindows端末とケーブルで接続して使用するため、Windowsで動作するアプリケーションの開発が必要となる。アプリケーション開発に必要なSDK(ソフトウェア開発キット)は、製品ホームページにて2月29日より無償でダウンロード可能となる予定。