東京急行電鉄(東急電鉄)と東急ストアは1月12日、東横線綱島駅(横浜市)改札前に冷蔵ロッカーを設置し、東急ストアネットスーパーの商品を利用客が都合の良い時間に受け取ることができるサービスを、2016年秋頃までの予定で試験的に開始した。両社によると、ネットスーパー受け取り用冷蔵ロッカーの駅構内への設置は国内初とのこと。

専用ロッカーの外観

東急ストアネットスーパーは、東急ストア店頭の商品を、東急電鉄のホーム・コンビニエンス・サービスである「東急ベル」の配送スタッフ「ベルキャスト」が自宅に届けるサービス。利用者には、「職場や電車の車中で買物し、駅前で受取りたい」「レジ待ちはしたくない」といったニーズがあったという。

利用風景と設置風景

同サービスは、多くの利用がある駅改札口前に受け取り用冷蔵ロッカーを設置することで、ネットスーパーの利便性を高めると共に、時間節約志向という利用客のニーズに応えることを目的に実施するもの。綱島駅を選んだ理由は、1月8日に東急ストア綱島駅前店が閉店し「買物が不便になる」という声があったためとのことだ。

なお、配送サービスの対象地域外の居住者も、駅ロッカー受け取り専用の登録をすると利用可能とのこと。

ロッカー利用料は1回324円(税込)で、ロッカーで受け取る商品が2,500円(税込)以上の場合は無料(2016年3月31日までは1,500円(税込)以上で無料)。