NXPセミコンダクターズ(NXP)は1月12日、Bluetooth Low Energy(BLE)SoCソリューション「QN9080」を発表した。

同社によれば「QN9080」は競合製品に比べ電力効率を40%向上し、ウェアラブル機器などのバッテリ寿命を約2倍に延長するという。また、複数のアプリケーションを実行し、「常時オン」状態での継続的なセンシングを可能とするフュージョン・シグナル・プロセッサを搭載。同製品を利用することで1カ月間充電せずに使用できるウェアラブル機器が実現するとしている。さらに、ARM Cortexアーキテクチャと2.4GHz無線Bluetoothを採用し、現行ソリューションのおよそ半分の消費電力で約2倍の性能を実現したほか、フュージョン・シグナル・プロセッサの消費電力は既存ソリューションの約4分の1に抑えられている。

同製品の開発はHuamiなどのウェアラブル/フィットネス機器メーカーと協力して進められたとのことで、NXPは「日常生活においてモニタ対象が増加する中で、エンジニアリング面でのこうした協力により開発された『QN9080』の能力を活用すれば、次世代ウェアラブル/フィットネス機器に新たな次元のバッテリ性能を提供することが可能になります。」とコメントしている。

「QN9080」