オムロンは1月12日、±5cmの高低差における気圧の変化を正確に検知する「絶対圧センサー」を開発し、同日より量産を開始すると発表した。
今回量産を開始する「絶対圧センサー」は、気圧を検知するMEMSセンサーチップと信号を処理するICチップを縦2.0×横2.5×厚み0.85mmの小型パッケージに搭載し、高低差±5cmに相当する±0.6Paの気圧変化を高精度に測定することが可能。圧力検出部における可動領域を拡大することでMEMSセンサーチップの高感度化を実現すると共に、ICチップにデジタルフィルターを内蔵することで低ノイズ化が図られており、同社従来品比10倍の高精度化を達成した。同製品をスマートフォンやタブレットPC、フィットネス・健康管理向けウェアラブル端末などに搭載することで、立つ、座る、寝る、倒れるなどの人の動作や、階段などの昇降を高精度に判別するアプリケーションが実現するとしている。
なお、同製品は1月13日~15日に東京ビッグサイトで開催される「第2回ウェアラブルEXPO」に出展される予定となっている。