東京電力は1月7日、今年4月に実施される電力小売全面自由化に向けた新たなサービスメニューを発表した。料金プランの先行予約は、電話では1月8日から、Webサイトでは1月15日から受付を開始する。
家庭向けの新たな料金プランは、スタンダードプラン、プレミアムプラン、スマートライフプラン、夜トク8,12。
スタンダードプランは、現在の標準的なプラン(従量電灯B・C)に準じたベーシックな料金設定(従量制)。基本料金が固定型のスタンダードS/Lとスマートメーターによって基本料金が決められるスマート契約のスタンダードXが用意されている。
スマート契約は、スマートメーターで計測した過去1年間(その月と前11カ月)の各月のピーク電力のうち、最も大きい値を契約電力とする。その契約電力に料金単価を乗じることにより、基本料金が算出される。
プレミアムプランは、電力量料金が400kWhまで定額、400kWhを超えると割安になる単価設定で、電気代が月額1万7000円以上の顧客向けに推奨されている。
スマートライフプランは、夜間蓄熱式機器1kVA以上の設置が条件となる。昼間料金はスタンダードプラン並みで、午前1時~午前6時までの夜間料金が割安となり、オール電化の顧客向けのプラン。
4月からは、電気料金の支払い、Webサービスの利用などに応じてたまるポイントサービスが提供される。電気料金1000円につき5ポイントがたまり、TポイントかPontaポイントを選択すると、その後は自動的にポイントがたまる。Webを利用しない家庭もくらしTEPCOのマイページ内にポイントがたまる。
電気料金などにポイントを充当できるサービスのリリースが2017年春を目途に予定されている。充当サービスには、Tポイント、Pontaポイント、くらしTEPCOのマイページ内のポイントが利用できるとしている。
そのほか、通信・インターネット、暮らし・住まい、家電、音楽配信、ガス・エネルギー各社との提携が発表されており、提携先が提供するプラントセット契約することで、毎月の料金が得するプランが提供される予定。