シンクエージェントはこのほど、マルチデバイス使い分けに関する実態調査の結果を発表した。調査期間は2015年12月15日・16日で、20代~50代男女550名を対象にGMOリサーチの調査パネルを活用して行われた。
この調査によると、タブレットやPCのうち最も使われているタイプは、多くの世代で「キーボード付きのノートPC」だった。45歳以上の男性はデスクトップPCがノートPCをやや上回っているものの、それ以外の世代では大きな差を付けている。20歳~24歳の男性に限ればキーボード脱着型のノートPCを利用している人が25%で、Surfaceをはじめとする2-in-1デバイスの普及が見て取れる。
一方でタブレットの普及は伸び悩みを見せており、最もタブレットを利用しているという回答は30歳~34歳の男性(13.3%)を除き、1桁台にとどまった。また、スマートフォンやタブレットを活用する上で、PC利用に変化が見られたかという設問については、51.3%が「変化なし」と回答。「ほとんど利用しなくなった」「半分以下に減った」「少し減少」という回答を合わせても23.7%と、タブレットを活用してもPCの必要性に変化がないことが見えてきた。
また、スマートフォンの利用動向も同調査で行われている。メール以外で最も利用されているアプリの種類は、LINEやFacebook Messengerなどのメッセージ系SNSと地図・ナビゲーションアプリで52.7%だった。以下、動画視聴が41.0%、FacebookやTwitterなどのSNSが32.2%、ゲームアプリが29.8%と続いている。
ほかに、PCで利用していたサイトやアプリのうち、スマートデバイスを活用することによって使用デバイスが変わったサービスについては、「メール(46.3%)」「ニュースサイトやアプリ(32.5%)」「検索エンジン(30.1%)」「動画サイトやアプリ(25.2%)」が上位に並んでいる。